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2021.12.09 日橋川発電所(福島県会津若松市)水車発電機据付工事の完成について~地元企業との協働・連携による福島復興への取り組み~

  当社は、東京電力リニューアブルパワー株式会社(以下、東京電力RP)様日橋川(にっぱしがわ)発電所の水車発電機据付等の工事を受注しておりましたが、同工事が完成したことからお客様にお引渡ししております。

 日橋川発電所は、福島県中央部から流下する阿賀野川水系日橋川の中流に位置し、猪苗代湖を貯水池とした水力発電所です。
 本工事は、東京電力RP様が、運転開始から100年以上経過した本発電所の改修にあたり、発電出力を増強する「リパワリング(※)工事」を採用されたことから、水力発電工事に長年の実績がある当社が機電工事を担うこととなったものです。

 工事期間中の自然災害等の影響により、水力発電所にある3つの発電機の据え付けは、作業が輻輳する工程となりました。こうした中で、他工事との作業時間の調整、重機使用時間や作業員の割り振り等の現場管理に細心の注意を払い、工事を完遂することができました。

 工事責任者は工事を振り返り、「1号機の組立作業の最盛期に、3号機での組立後有水試験を同時に実施する必要がありました。こうした複雑な工程でしたが、お客様や協力会社との綿密な打合せを日々行いながら、時間単位での作業調整を進め工事を完遂することができました」と語っています。

 東京電力RP様は、本リパワリング工事を福島復興の一環として位置付けられており、福島県内からの雇用や工事資機材調達を進められました。
 当社は、これまでも除染作業等に従事してまいりましたが、本工事においては地元企業と協働・連携して工事を進めてまいりました。今後とも、福島復興に向けた取り組みを継続的に進めてまいります。


〔左写真:発電所建屋外観、右写真:発電機フロア〕

〔左写真:2号機ロータ吊り込み、右写真:3号機ランナ吊り込み〕

※リパワリング
経年劣化した主要部品の更新や新たな設備を追加することで出力を増強すること。リパワリング工事により、日橋川発電所の最大出力は400kw増の11,000kwを実現。

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