2021.03.31
KHネオケム株式会社千葉工場様向け「ガスタービンコジェネレーション設置工事」の完成について ~省エネルギー化、CO2排出量削減に貢献~
このたび、当社が工事を請け負っていた「KHネオケム株式会社千葉工場様向け ガスタービンコジェネレーション設置工事」(※1)が完成し、お客様にお引渡しいたしました。
3月1日には、同工場において、多くの関係者が見守る中、起動式が執り行われました。
KHネオケム株式会社千葉工場様は、今回の設備リニューアルの実施にあたり、エネルギー効率の向上、環境負荷低減を重視されたことから、ESCO事業(※2)を採用されました。当社はEPC(※3)事業者として、ESCO事業者様から、設備の設計、調達、施工、試運転までの工事を一括で受注いたしました。
ガスタービンコジェネレーションシステムは、工場内の電力供給に加え、回収した排熱を生産用に活用することができます。非常に高い総合エネルギー効率の実現により、省エネルギー化、CO2排出量削減というお客様のニーズにお応えすることができました。
また、ガスタービンには、ドライ・ロー・エミッション燃焼方式(※4)を採用することで、世界最高レベルの低NOx(窒素酸化物)運転を実現しました。
当社は「暮らしのより確かな基盤をつくる」という基本理念のもと、電力設備の建設・保守に長年携わってきた実績とこれまで培ってきた技術力を駆使し受注拡大に向けて取り組みを進めてまいります。今後もお客様とともに環境負荷低減の取り組みを実施することで、社会的な責務を果たしてまいります。
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ガスタービンコジェネレーション設備
※1:コジェネレーション
コジェネレーションは熱と電気を組み合わせて発生させるシステム。国の「エネルギー基本政策」において熱利用の重要性が指摘されているが、熱電利用を同時に行うことによりエネルギーを最も効率的に活用できる方法の一つ
※2:ESCO事業
「Energy Service Company事業」の略で、お客様が目標とする省エネルギー課題に対して包括的なサービスを提供し、実現した省エネルギー効果(導入メリット)の一部を報酬として受け取る事業
※3:EPC
「Engineering, Procurement and Construction」の略で、日本語に訳すと「設計、調達、施工」
※4:ドライ・ロー・エミッション(Dry Low Emission)燃焼方式
2つの燃焼器を組み合わせ、燃焼時に発生するガスタービンの排気ガスに含まれるNOx排出量を削減する方式