2024.06.04
「レドックスフロー電池」併設型太陽光発電設備の設置 ~再⽣可能エネルギーの電力比率向上とBCP対応にお役立ち~
当社は、成和リニューアルワークス株式会社(以下成和RW)様の「レドックスフロー電池」※併設型太陽光発電設備の設置工事をみずほリース株式会社様より受注していましたが、先般、工事完成し、お客様に設備一式をお引き渡しをしました。
この工事は、成和RW様の機械センターにおける再⽣可能エネルギー設備導⼊事業として実施されたもので、太陽光発電設備を導入するとともに、さらに一層の有効活⽤をはかるため、住友電⼯殿製の「レドックスフロー電池」が導入されたものです。
これにより太陽光発電が余剰の時は電池を充電し、電⼒需要が高い時に放電することで、⼯場内の再⽣可能エネルギーの電⼒⽐率が高まることとなります。
また、事業継続計画(BCP)対応として、停電時は、電池の⾃⽴運転と太陽光発電の連携で特定負荷へ給電することが可能となります。
当社は、これまで、「リチウムイオン電池」の設置工事の実績はありましたが、今回の「レドックスフロー電池」の設置で得た知見を活かし、災害に強い持続可能な社会づくりのお役に立てるよう取り組んでいくとともに、脱炭素社会実現に向けた取り組みを推進していきます。

〔写真左:屋根上太陽光設備、写真右:レドックスフロー電池〕
※レドックスフロー電池の特徴(住友電工殿パンフレットより)
【長寿命】
・20年超の設計寿命
・充電/放電サイクルは無制限
・容量の劣化が極めて少ない
・設備廃棄後も電解液は再利用が可能
【低火災リスク】
・電解液は不燃性
・熱暴走しない
・危険物不使用の為、設置時の行政許可が容易
・比較的厳しい環境下でも使用可能
【容易な操作性】
・利用可能な充電残量(SoC)0-100%
・セルスタック間での容量の不均衡が少ない
・正確かつリアルタイムでのSoCモニタリングが可能