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2023.01.11 現場デジタル化の推進 ~クラウド型現場作業支援ツールの活用~

 当社は、現場作業の効率化に向けて、これまで「スマートマット※1」による在庫管理や「ウェアラブルカメラ※2」による遠隔支援などを導入・運用していますが、建設業の時間外労働上限規制の施行(2024年度)を前に、時間外労働発生の要因となっている「紙処理」、「手入力」、「ピークの定期発生」、「例外処理の発生」の業務を抜本的に改善し、クラウド型現場作業支援ツール(以下:支援ツール)を活用した現場デジタル化を推進しています。

 この支援ツールを搭載したタブレットでは、写真やPDFに手書きができる、多種多様な帳票に対応できる、簡単に現場と事務所間でコミュニケーションができる、等の機能があり、あらゆる業務を現場で完結することが可能になると考えています。
 このため、時間外労働削減に直接関わる「事務所での記録再入力作業時間の削減」、「定型業務の効率化」「承認⾏為の迅速化」に加えて、「協⼒会社等とのリアルタイム連携」、「報告・連絡・相談の迅速化」、「写真・動画・⾳声等活⽤による正確性向上」「ペーパーレス化」等の効果も期待できます。 
 さらに、このタブレットのカメラ・通信機能により、現場の映像や音声等を事務所とリアルタイムで共有することができます。作業状況の変化やトラブル発生時等に迅速かつ的確な対応が可能となります。

 2022年10月より、3つのモデル事業所(事業別)において試運用を順次開始しており、今後の全社展開に向けた検証を進めています。 
 モデル事業所で支援ツールを活用している社員からは、「現場で記録したデータの転記作業がなくなった」「帳票検索が容易になり効率化が図れるようになった」と時間外労働削減を実感する声が上がってきています。

 当社は、「全ての社員が、自ら考え、自ら実践して新たな業務にチャレンジしていくことが重要であり、そのために働きやすい職場環境作りを行い、より魅力的な会社にしていく」ことを働き方改革の基本としており、今後とも、現場作業の生産性向上を図るとともに、時間外労働削減を含めた働き方改革の取り組みを推進してまいります。



〔タブレットを使用したデータ確認の様子〕


※1:スマートマット
在庫管理などを自動化することができる在庫管理自動化IoT機器。あらゆる商品を計測でき、在庫のある商品の下へ敷くだけで利用できる

※2:ウェアラブルカメラ
インターネット経由でのWebサービス利用をする環境で、身体等に装着しハンズフリーで撮影する事を目的とした小型カメラ
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