輝きxGENERATION

いざとなったら自分で
作業ができる、その裏付けが
説得力となる

電力本部 プラント保修部(富津現業所駐在)
2011年入社 /
工学部電気情報工学科 卒

K.T.

重量物を扱うメンテナンス、
声を掛け合って事故のないように

富津火力発電所には1~4号系列の発電設備があり、2号系列と4号系列のメンテナンスを東京エネシスが請け負っています。発電機が2号系列は7軸、4号系列は3軸あり、それぞれを4年に1度、分解点検します。いまは2-6軸の発電機の点検に取り掛かっているところです。発電機の構成は大別すると、鉄心とコイルおよび全体を覆うフレームの「固定子」とその中で回転する「回転子」からなります。回転子だけで幅9メートル、重量45トン以上もある大型機器ですので、ひとくちに分解といっても安全に作業を行うには細心の注意が必要です。作業する人同士が声を掛け合い、お互いの安全を確かめながら、事故のないように取り組んでいます。作業内容にもよりますが、協力会社の作業員が3~8人おり、それを私一人で指揮しています。仕事のことだけではなく、常にコミュニケーションをとり、一人ひとりの体調を確認するように心掛けています。

取得した資格は20種類以上、
今後は後輩の育成に力を注ぐ

いままでに天井クレーン、フォークリフト、高所作業車、玉掛け、有機溶剤作業主任者、酸素欠乏危険作業主任者、電気工事士、消防設備士など入社してから10種以上、学生の頃も含めると20種以上の資格を取得しました。私の立場は現場監督なので、実作業の資格がなくても仕事はできるのですが、資格があればいざという時に自分で作業ができます。また、作業において「してはいけないこと」が何かを把握できますので、適切な指示が出せます。資格取得については、一級施工管理技士と電験三種の合格を1つの区切りと考えてここまでやってきましたが、そのうち前者は先ごろ無事に取得でき、後者については申請によって取得できる目処がついています。なので、次なる課題は、後輩の育成です。ただ一方的に教えるのではなく、まず実際に仕事をやらせてみて、できたこと、できなかったこと、その理由を自分で考えてもらうようにしています。それを踏まえた上でアドバイスをすることで、生きたスキルが身に付くのです。

TURNING POINT 1
2011年 初めて任された仕事でミスをしてしまい、協力会社の方に迷惑を掛けてしまう。協力会社の方の優しさに触れつつ現場監督という仕事の重みを感じた。
TURNING POINT 2
2013年 初めて他の現場へ応援に行き緊急工事を無事に完遂した時に、協力会社の方が「応援が君で良かった」と言われ現場監督という仕事のやりがいを感じた。
TURNING POINT 3
2016年 初めて直属の後輩ができOJT担当者になった。後輩を育てるという難しさと楽しさを知った。
TURNING POINT 4
2017年 採用活動に参加し、学生と話したことで初心を思い出すきっかけになった。
現在
いまは昔から目標だった発電機担当となり、日々やりがいを感じている。